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22/07: ダグラス・サーク〜かなしみのハッピーエンディング

第30回ぴあフィルムフェスティヴァルの特集上映「ダグラス・サーク〜かなしみのハッピーエンディング」が始まった。ラインアップは独ウーファ時代の作品が3作と代表作が目白押しの米ユニヴァーサル時代からの8作である。今回の上映の為に世界中から最良のプリントが集められ、35/16ミリ/シネマスコープ映写機と字幕用ヴィデオプロジェクタが用意された。「世界で一本しかないマテリアル*1を含む作品の上映回数は各3度までということで、こうした好条件でサークの映画を見る機会は今後ないかもしれない。当日券の余地は未だあるようなのでチケットを取れなかった方も諦めないで劇場までお越しください(フェスティヴァル・ディレクター荒木啓子氏)」、とのこと。


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17/12: 『命果てる日まで』1966・前編

この作品は三田明主演のアイドル歌謡路線『恋する年ごろ』を併映作品として1966年11月26日に公開されている。しっかりと固定ファンがついていた大船調メロドラマの予備軍というべき若年層(ティーンエイジャーから適齢期の未婚女性)開拓を狙った番組のようである。ヒロインとその妹に生田悦子(準ミス平凡)と尾崎奈々の新人女優が起用されている。特別出演の岩下志麻、桑野みゆきといったこの路線の看板スターたちが顔見せ的に要所に配置されていることから期待の新人のデビュー作品だったことがわかる。またタイトル『命果てる日まで』は同ジャンルのヒット作『あの波の果てまで』、『あの橋の畔で』等を漠然と想起させたりもする。



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09/11: 愛染かつら

1938-39年の作品を戦後再編集して公開したダイジェスト短縮版、しか残っていないようだ。有名な作品だったにもかかわらず寧ろ有名だったからこそ、散逸は不可避であり深刻なのだと思う。萬城目正作曲の主題歌のタイトル『旅の夜風』がピンと来ないほど、旅の部分の省略が激しい。この曲を聴くと阿部武雄の『国境の町』(1934)、それに加えて古賀政男の『緑の地平線』(1935)でメロディがこんがらってしまい、子供の頃のわたしはこのなかで最も出来の良い『緑の…』のメロディをどうしても憶えられなくて苛ついていた。出だしのフレーズから次に移った途端二つのうちどっちかが我物顔に居座ってしまうのだ。

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09/11: メロドラマに就いて

困難な言葉であるメロドラマについて考えるとき、何かに触れたことでそれについての先入見を否定しきる自信があるから考え始めるのに、やがて根拠のない迷妄状態に陥ってしまいがちだ。

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