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09/03: 彗星2011 -2-

ミンスク(ベラルーシ)で開催中の2012フィギュアスケート・ジュニア世界選手権の女子フリーが日本時間4日未明に行われ、今シーズンのジュニアは総ての日程を終了しました。優勝は大方の予想通り、ロシアのユリア・リプニツカヤ(13歳)、二位がアメリカの16歳、グレイシー・ゴールド、三位に昨年優勝のソトニコワ(15歳)。台乗りの三名は点数的に頭三つ抜けで四位以下は大きく水を開けられた格構です【下のPDF参照】。今世紀に入ってアジア系(含アジア系アメリカ人)に席巻されてきた表彰台に、昨シーズン辺りから欧米系が戻ったようです。この流れは二年後のソチ(ロシア)と六年後の平昌(韓国)の両オリンピック間の何処かであるかも知れないISU:国際スケート連盟によるギアチェンジまでは続きそうな雲行です。我が世の春を謳歌していた日本選手にとって冬の時代の到来で。とは云え地球規模の温暖化が懸念される時代だけに先のことは解りませんけれど。

 


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04/12: 彗星2011

12月の聲を聴くと2011年のフィギュアシーズンはそろそろ折返し点です。女子シングル前半の話題は何といってもロシアの14歳トゥクタミシェワ選手の活躍です。今季は2011ワールドの優勝、準優勝者が休養のため不在です。2年後に自国開催のオリンピックを控え近年ジュニア選手の強化に余念のないロシアは昨シーズンのジュニアグランプリシリーズとワールドの1、2位を独占しました。今季はその2人がシニア参戦するとあってシーズン前からニュー・スターの誕生が噂されていました。蓋を開けてみるとジュニアグランプリとジュニアワールドを制しソチの不動の星と思われた15歳のソトニコワ選手が怪我とジャンプの不調で意外にも成績が揮いません*1

代って俄然注目を集めるのがトゥクタミシェワです。今季の彼女は緒戦のグランプリシリーズカナダ大会優勝、2戦目のフランス大会優勝とここまで負け知らず、獲得ポイント一位でグランプリファイナル出場を決めました。シニア一年生のグランプリシリーズ緒戦優勝も二試合優勝も前例のないレコードです。彼女は11歳のロシアンナショナル2008*2に初出場して10位になった頃からそのジャンプ能力で知られていました。彼女の成功の理由はシニアに負けない高いジャンプ技術にあるのは明らかです。ほとんどのシニア選手のジャンプは彼女に及ばないと云っても過言ではない。



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18/10: OPシーズンのための安藤美姫の選曲

2009-2010のフィギュアスケート界はオリンピック(OP)シーズンを迎える。スポーツ人口の少ないフィギュアスケートが世界的に注目される四年に一度の大イベントである。ほとんどの選手はオリンピックの晴れ舞台で輝くために競技生活を続けている。そんな区切りのシーズンだけに、だれもが絶対の自信を以て取って置きのプロを披露しようと、SP/FSプログラムの選曲には例年以上に熱が入る。最も注目度の高い女子シングルの選手たちの選曲もだいたい出揃い、OPの定番ちゅうの定番、「カルメン」は現在確認できるだけで二人*1が使用予定と、GPS開幕前だというのに既にOPムードは順調に盛り上りちゅうである。


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29/04: こんにちは, スポッツニュースです-3-

[承前] 引き続いてSBSスポ−ツニュースの英訳の問題点について考察する。



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26/03: こんにちは, スポッツニュースです-2-

[承前] 引き続いてSBSスポ−ツニュースの英訳の問題点について考察する。



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22/03: こんにちは, スポッツニュースです-1-

3月14日に海の向こうの韓国でオンエアされた一つのニュースがフィギュアスケートファンの間に物議を醸すことになる。

韓国SBS スポーツニュース キムヨナ独占インタビュー

その日、韓国では公共放送のKBS、民放のMBCに次ぐキー局、SBSのスポーツニュースが同国のフィギュアスケート選手キムヨナへの独占インタビューを放送している。報道内容は「同国唯一のトップ選手であるキムは試合前のウォームアップ時、他国選手から意図的な練習妨害を受けている。妨害しているのは日本選手である。」というものである。世界選手権まで10日足らずのこの時期にこうした報道が行われることも異例なら、特定国を名指しているからというのではない、練習妨害を問題にすることそれ自体が異例である*1。ニュース映像はその日のうちに韓国のyoutubeにアップされる。直後から報道のメッセージ「日本人による妨害行為」の強化を目的とする種々の派生動画が韓国のキムヨナファンの手で作成されてyoutubeにアップされる。それらには続々とハングルによるコメントが付けられて韓国内でWBCほどではないにしろホットな話題となる。情報は少しの時差で日本の浅田真央ファンによってキャッチされて国内掲示板やSNSにニュース動画の所在が知らされるのを合図にそれに対する反論コメント作戦が開始される*2。さらにその後、ニュースは主要な北米のフィギュア掲示板に飛び火して世界中のファンの知る処となる。SBSニュースにはキム選手のインタビューだけではなくて最近の競技会でのキム選手の練習風景の切れ端し映像がいくつかモンタージュされているのだが、キム選手に悪さをしたという選手は映像内でモザイク処理で表わされている(恰も犯罪者であると云わんばかり!)為、それが誰なのかは判読不能である。ところが派生動画のほうではモザイクをかける前の動画が使用されているものもあったりもするので犯人特定は容易である。SBSでぼかされているのは浅田真央、中野友加里の2名である。さらに派生動画のほうは「日本選手による妨害行為」のメッセージを敷衍すべく、オリジナルに無い安藤美姫の捏造動画*3が追加される。こうして半日も経過しない間に日韓ファンのヒステリックな祭り状態になる。ところが一夜明けてみるとあ〜ら不思議、騒動は一気に終息へ向かう。言い出しっぺのSBSは当該動画の著作権者という伝家の宝刀を抜いてyoutube動画を削除する火消しに躍起となる。そして韓国のキムファンは、キム選手はインタビューで日本選手とは明言しなかった、とか、SBSがインタビューを意図的に捩じ曲げて反日感情を煽る番組を作成した、とか、SBSに云わせると、韓国ファンが暴走した、とかetc.。北米掲示板の議論の方向も「SBSの行き過ぎ報道」という穏当な落とし処に落ち着いた後は日韓の掲示板にナショナリズムの火種がぶすぶすと燻り続けるばかりである。


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03/01: ソチまで後5年

2014年、国交断絶状態にあるグルジアから目と鼻の先のロシア南部、黒海沿岸のリゾート地ソチ*1で冬季オリンピックが開催予定である。冬季オリンピックがロシアで開催されるのは初めてということですでに当地はオリンピックバブルに沸いている模様である。ロシアの冬期大会でのメダル獲得総数は14位(2009年1月現在)であるが、旧ソ連邦時代は1956年のコルティナダンペッツォ大会からの参加にもかかわらず、獲得メダル総数194個はドイツ・ノルウェーに次いで歴代3位であるし、これに1992年アルベールビルのEUNと1994年以降のロシアの分を加えると300にも届こうという数字である。競技別だとロシア時代になってからはフィギュアスケートとクロスカントリースキーが各20個以上を獲得している。種目数が10を越えるクロスカントリースキーに比べ、4種目しかないフィギュアスケートでのメダル占有率の高さがここでは目を引く(下表参照)。世界的にマイナースポーツであるフィギュアスケートが、ロシア国内では人気スポーツであることはオリンピックのメダル実績に現れているが、近年ISU主催のグランプリシリーズ、ユーロ/四大陸選手権、世界選手権の総てをインターネットでライブ配信し始めたように、この競技に注ぐ労力には並々ならぬものがある。

オリンピックに於けるロシアのfigure skatingメダル獲得状況
開催地
1994 リレハンメル 3 2 0 5 5/12
1998 ナガノ 3 2 1 6 6/12
2002 ソルトレイクシティ 2 3 0 5 5/12
2006 トリノ 3 0 1 4 4/12


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26/01: Yu-Na Kim 17歳

今年のフィギュアスケート四大陸選手権は韓国の高陽市(2008/2/11〜17)で行われる。1999年に始まった未だ新しい大会であるけれどISU【国際スケートユニオン】の公式試合としての格付けはオリンピック、世界選手権に次ぐ位置にある。世界選手権よりも古く百年以上の歴史を持つ欧州選手権と同格の扱いであるのは、欧州選手権に出場できない他の地域の選手のための大会だからでもある。とはいえ、アメリカや日本といった有力国がこれまで世界選手権に出られない二軍を派遣してきた経緯があるため名実が伴わない観があった。昨年アメリカが久しぶりに一軍を派遣したのに続いて今年は日本も一軍を派遣することになり、ようやくISUの思惑通りの欧州選手権にひけを取らない大会となりそうである。



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30/12: 今年を振り返れば

今年ももう後一日。いろいろなことがあったけれどこの日記に書いたことより、書けなかったことのほうが一杯。今週に入ってからもいろいろとあったっけ。25日には本郷中央教会で『裁かれるジャンヌ』を観て27日はnfcの『西鶴一代女』で溝口特集の締めくくり、これで野村浩将の與太者シリーズで始まった今年の映画も見納め。来年はどうなるのかなぁ


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04/12: 新採点方式と女子フィギュア

フィギュア・スケートに現行の新採点方式が導入されたのは2004のシーズンからです。それまでの減点方式が一部加点方式になって、理論上採点の天井が無くなりました。ポスト・オリンピック・シーズンである2006-2007は新採点法も定着し始めたようで、今年のグランプリシリーズ全6戦が終わったところで、選手たちのプログラム傾向も見えてきたようです。採点方の概略は、難易度によって基礎点が細かく設定されたジャンプ、スピン、ステップ等のエレメントとその実施で判定されるTES(加点法)と、スケーティング技術やプログラムのまとまり等で採点されるPCS(減点法)の合計値です。本来はそうではなかったにも拘らず、3シーズン目に入った現在、前者は曾ての技術点、後者が表現点に落ち着きつつあるようです。そうなってくると大きな加点の望めるエレメントを人よりも沢山詰め込んだ人が有利になるでしょう。年末の福引きで行われる現金掴み取り大会にコツがあるようにこちらの方もコツがあるというわけです。しかし出来る人がどんどん難度の高い技を詰め込む点取虫プログラムは、技の種類や組合わせが限られていたり、また高配点の技はジャンプに集中していたりするため、ジャンプを優先してスピンやステップをそのつなぎにする構成になりがちです。結局プログラム構成の均一化は避けられないことでしょう。


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