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09/10: エリザベート、あるいはシベリアの流刑者たち -2-

自社提供のgooglemapsと連携するツールgoogle earthを開発したり、GPS情報を付加できる風景写真共有サイトpanoramioを傘下に収めたりと、googleはこの方面でもイニシアティブを握る地位にある。精巧に描き込まれた地図から物語が出発することは小説世界ではそれほど珍しくないという見込で、今回の翻訳第二回目にgooglemapsを使用することにした。あなたの町のストリートビュー等、機能豊富なgooglemapsであるが、宇宙のプラネタリウムから深海のアクアリウムまでカヴァーするらしいgoogle earthも含めてその全体像はまだよく掴めていない。この先、それ以外の瑣末な用途にでも出会えればラッキーということで。

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29/05: エリザベート、あるいはシベリアの流刑者たち -1-

これから暫く間、フランスの小説を断続的に翻訳していきます。作品は1806年に書かれた「エリザベート、あるいはシベリアの流刑者たち」と云う著名とは言えないながら、意外にも誰もが昔から知っているロマンかもしれないのですが。

作品に関するWIKI
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原文

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22/07: ダグラス・サーク〜かなしみのハッピーエンディング

第30回ぴあフィルムフェスティヴァルの特集上映「ダグラス・サーク〜かなしみのハッピーエンディング」が始まった。ラインアップは独ウーファ時代の作品が3作と代表作が目白押しの米ユニヴァーサル時代からの8作である。今回の上映の為に世界中から最良のプリントが集められ、35/16ミリ/シネマスコープ映写機と字幕用ヴィデオプロジェクタが用意された。「世界で一本しかないマテリアル*1を含む作品の上映回数は各3度までということで、こうした好条件でサークの映画を見る機会は今後ないかもしれない。当日券の余地は未だあるようなのでチケットを取れなかった方も諦めないで劇場までお越しください(フェスティヴァル・ディレクター荒木啓子氏)」、とのこと。


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20/02: 『哀愁の花びら』Valley of the Dolls (1967)

見えない友情を緯として、ショービジネスの世界に飛び込んだ三人の女性(ニーリー/ジェニファー/アン)の三様の運命が綴られていく。一人は豊かな歌唱の才能を持ちながらスターの座を掴むと同時にアルコールとドラッグで自滅していく。もう一人は才能は全くないが見事な肉体の持主、セックス映画でスターとなるが、乳癌であることを知り手術前日に自殺する。最後の一人は…彼女に関わる部分が作品の最大のウィーク・ポイントに見えてしまった。ニューイングランドで育ち、名門ラドクリフ女子大を卒業し、婚約者もいて順風満帆で、それでも田舎の平穏な生活に飽き足らず独立した生活を求めてニューヨークへ旅立つ。ブロードウェイの芸能人専門の法律事務所に職を見つけてショービズと関わるうちに、ハンサムなエージェントと出逢って恋に落ちるとか、クライアントのスポンサーにスカウトされてヘアスプレイのTVコマーシャルに出演するとか、本音をさらけ出すバックステージの人間関係から懸け離れたハーレクィン風ヒロインとして一人だけ異質である。


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17/12: 『命果てる日まで』1966・前編

この作品は三田明主演のアイドル歌謡路線『恋する年ごろ』を併映作品として1966年11月26日に公開されている。しっかりと固定ファンがついていた大船調メロドラマの予備軍というべき若年層(ティーンエイジャーから適齢期の未婚女性)開拓を狙った番組のようである。ヒロインとその妹に生田悦子(準ミス平凡)と尾崎奈々の新人女優が起用されている。特別出演の岩下志麻、桑野みゆきといったこの路線の看板スターたちが顔見せ的に要所に配置されていることから期待の新人のデビュー作品だったことがわかる。またタイトル『命果てる日まで』は同ジャンルのヒット作『あの波の果てまで』、『あの橋の畔で』等を漠然と想起させたりもする。



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27/05: 『人間』Ningen(1962)

予備知識としては新藤兼人監督作品というくらいしかない状態で、このタイトルからどんな作品が予想できるだろう。野上弥生子原作、独立プロ近代映画協会作品。上映後新藤監督の談話で触れられていた処だと、未だメジャー映画会社間の協定が健在の頃、独立プロでの映画製作は種々の困難が絶えなかったけれど、好きで映画を取ることの自由の前では何も苦にならなかったとか。費用のかかるスタジオセットでは作れない映画を目指されたようです。


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24/04: 『タラの心』 The heart of Tara (1916)

映画の修復というのは、この10年程の間に格段の進歩を遂げたようである。寿命60年、80年、100年とも云われるナイトレート媒体の劣化の復原/保全はなおも非常に高価であるけれど、コンピュータのデジタル・イメージ・プロセッシングを使ったコマ単位の修復作業は既に世界のフィルムアーカイヴの常識である。昨今のフィルム復原の成果の一つを早稲田大学演劇博物館デジタルアーカイブ・コレクション ttp://www.enpaku.waseda.ac.jp/db/mov/index.html(要RealPlayer)で確認することができる。


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21/03: 『ニーナ・ペトロヴナ』 Die Wunderbare Luige der Nina Petrowna (1929)

サンクト・ペテルスブルクの豪奢なアパルトマンで何不自由なく暮らすニーナは貴族武官の愛妾である。ある日バルコニーの下を行進する近衛連隊の若い少尉を見初めて薔薇を投げる。受け止めた少尉との恋の始まりは二人の仲を嫉妬する貴族武官の庇護を捨て市井のアパートでの貧しい生活の始まりでもあった。若い二人の恋は順調に進むように思われたが、魔が射したようにポーカー勝負で不正行為を働いた少尉の弱みを握る貴族武官は、それをタネに男と別れて自分の元に戻るようにニーナを脅す。恋人の破滅からの救済と引き換えにニーナは条件を呑む。そうとは知らない少尉は豹変したニーナの態度に怒り彼女の元を去る。翌日かつてのアパルトマンのバルコニーに立って近衛連隊の行軍を見送るニーナの目に大粒の涙が…


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09/11: 愛染かつら

1938-39年の作品を戦後再編集して公開したダイジェスト短縮版、しか残っていないようだ。有名な作品だったにもかかわらず寧ろ有名だったからこそ、散逸は不可避であり深刻なのだと思う。萬城目正作曲の主題歌のタイトル『旅の夜風』がピンと来ないほど、旅の部分の省略が激しい。この曲を聴くと阿部武雄の『国境の町』(1934)、それに加えて古賀政男の『緑の地平線』(1935)でメロディがこんがらってしまい、子供の頃のわたしはこのなかで最も出来の良い『緑の…』のメロディをどうしても憶えられなくて苛ついていた。出だしのフレーズから次に移った途端二つのうちどっちかが我物顔に居座ってしまうのだ。

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09/11: メロドラマに就いて

困難な言葉であるメロドラマについて考えるとき、何かに触れたことでそれについての先入見を否定しきる自信があるから考え始めるのに、やがて根拠のない迷妄状態に陥ってしまいがちだ。

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