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15/04: 『スプートニクの恋人』

小説の半ばで、登場人物の一人Kは失踪中のすみれが残した二つの文書を見つける。ひとつはすみれが見た最近の夢が綴られてあり、彼女は同型の夢をこれまで繰返して見ている。もうひとつは十四年前にミュウが遭遇した不思議な体験をすみれが書き取ったものである。Kはすみれの失踪が公開捜査になる直前に、彼女のスーツケースから文書の入ったフロッピーを抜き取る。どうしてそうしたのか、その理由を私は思い出せない。いづれにせよKは、彼女の行方を明らかにするのは警察の捜査ではなくてこれらの文書を辿ることを通してであると確信していたのだ。そうしてKは同時期に書かれたそれらの共通点について考察する。


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15/03: Biellmannスピン

今から25年前の1981年フィギュアスケート世界選手権で初優勝したドニーズ・ビールマンはその後すぐにプロに転向してしまった。当時18歳というのは次のオリンピックを狙うにはちょうどよさそうな年頃だと思うけれどじつにさっぱりした引き方だったと思う。荒川選手が金メダルに輝いたトリノオリンピックをみて、なんだか当時の彼女の気持ちがわかるような気がした。


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27/11: 霧笛

初期の一巻物や個人で覗くキネトスコープというわけではなくインタータイトルを使わずにサイレント映画が作られることがあります。相当する一本として1920年代のフランスのアヴァンギャルド運動の最中に生まれた『メニルモンタン』(1924-25年)は同時期のムルナウの『最後の人』とは似ても似つかない映画です。原因は彼らのドキュメンタリー解釈の相違に見るべきでしょうが実際にパリ、メニルモンタンにロケーションを行なったこちらの映画が、しかし実在の地名に拘泥するドキュメンタリーとも思われない、ということを今回の『霧笛』の上映に接して感じた。

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